映画「his」は、共感する部分もあったけど、アタシとは考え方が違うなー、とも思いましたー、ゲイパパです。
https://www.phantom-film.com/his-movie/
まず、ゲイバレを恐れて、田舎に引っ越す「井川迅」。
ここからして、アタシとは違うわー。
それから、6歳の娘を連れて、「井川迅」のもとに転がり込む「日比野渚」。
これも、ちょっと違うわねー。
結論から言うと、
共感できるストーリーなんだけど、
アタシ自身と比較すると、
この話は「無いわー」ってのが感想ね。
ってことで、
皆さんも上映期間中に、是非観ることをオススメする作品よ
ここからは、アタシの個人的な意見で、
長文になりそうだから、スルーしていただいて、構わないわよ?
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まず、アタシ、
ゲイバレは困るけど、
東京から離れて生活することは考えられないわね。
ノンケの友達も多いし、
むしろ、ノンケの生活の方がメインだし。
それから、家族にゲイであることをカミングアウトするなんてこと、
死ぬまでできないわー。
まず、主人公の「井川迅」と「日比野渚」の恋愛感情。
これが、アタシには、無い感情だわー。
今まで、結婚してから、お付き合いした人も二人いるけど、
アタシの場合は、「恋愛ごっこ」で、
心底愛してたか?と聞かれると、
NO よねー。
今の家族である、愛娘とカミさんを愛してるからねー。
「日比野渚」が語った、
「子供ができて、自分が一人前の男になれた、って嬉しかった」
っていう言葉には、同感だわ。
アタシも愛娘が生まれて、
「ああ、アタシは、ゲイではなく、父親になったんだ」
「まわりの人と、同じになれた」
っていう、喜びが強かったのは、まぎれもない事実。
それから、「日比野渚」が、
他のオトコと浮気してくうちに、
妻「玲奈」への愛が、どんどん遠ざかっていった、
っていう感覚も、
正直、理解できる。
現に、アタシもそうだから。
でも、「日比野渚」は正直者だから、
「玲奈」にカミングアウトしちゃったのね。
アタシは、ウソつきだから、
今の生活を壊したくないがために、
ノンケを貫き通してる。
それに、カミングアウトするってことは、
自分にとっては、世間のしがらみから開放されて、プラスになるかもしれないけど、
カミさんにとっては、迷惑この上ないこと。
だから、自分勝手に、カミングアウトなんて、できない。
あと、カミングアウトしない理由として、
心から愛するゲイのパートナーに出会えなかったからかなー。
アタシ、ゲイだけど、
心は、ノンケなんだわ。
都合のいい話だけど、
今のアタシの心は、
今の生活が一番幸せ。
住む家があって、
愛する娘がいて、
家に帰れば、温かい食事ができてて、
夫婦共働きだから、
お互いに、生活には、さほど困ってないし。
ってか、家族収入としては、結構いい額、いただいてるし。
こういう風に、
この映画の境遇とアタシの現状では、
ちょっと違う点が多いので、
「ああ、こういうゲイの人の人生もあるんだな」
っていうのが、観た感想ね。
でも、観て良かった。
自分自身について、
振り返ることができたから。
アタシは、今の生活を守りつつ、
都合よく、ゲイ友と遊んで、
ストレスを発散させてる、
ってのが、一番幸せだわ。
その生活スタイルが、
アタシの家族にとっても、
幸せな選択だと思ってる。
アタシさえ、カミングアウトしなければ、
家族も、親戚も、
みーんな幸せに暮らせるのよね。
アタシ、ゲイ友には、
「あんたは絶対に、そのうち離婚するわよ」
って言われけど、
まあ、愛娘ももう二十歳になったことだし、
老後の生活を考えたら、
カミさんと二人きりの生活は、
耐えられないかも 苦笑
都合のいい生活を選択させてもらえるとしたら、
籍はそのままにして、
別居か、家庭内別居が、
一番理想かも。
まあ、この先にことは、
まだわからないけど、
その時、その時で、
一番幸せになれる生活を
選択していこうと思います。
あ~~~~~、
吐き出して、スッキリしたわー
しかし、映画に出てくる「空」ちゃんは、
可愛かったわー
さて、今日もノンケ生活を続けようっと。